SBCセンター解体について

今年の夏、SBCセンターが解体されます!今回はそんなSBCセンターがなぜ建設に至ったのか、またなぜ取り壊しに至ったのかについてふれていきたいと思います。

キャンパスの中心で煌々と輝く夜のSBCセンター

SBCセンターとは、2015年に建てられた福沢諭吉像前にある木の建物。SFC生なら誰もが見たことがあるであろうあの建物では、学生主催のイベントやサークル活動、授業など、様々な用途や目的を持って二年間使用されてきました。

研究会で使われるSBCセンターの様子

建設当初のコンセプトとして掲げられたのは、「SBCの0号棟」。つまり、現在ある未来創造塾滞在棟のプロトタイプのようなものをイメージして“仮設”として、設計に至ったのです。SBCプロジェクトのパビリオンとして活用されているのも理由はそこにあるのです。

松川さんを筆頭に建設されたSBCセンター。実は、様々な方々が関わっているのもSBCらしいポイントの一つなのではないでしょうか。設計者としてKMDWさん、設計補助としてarchiroidさん、施工者として長谷萬さん。また、施工参加には、松川研学生や募集して集まった学生だって参加しているんです。

冒頭にも書いた通り、SBCへの様々な意見の募集など参加者の巻き込みの場としてだけでなく、多くの学生の学びの拠点となってきたわけなのですが、一体なぜ今取り壊さなくてはならないのでしょうか。理由は以下の二つ。

理由① 建築基準法における仮設建築物の任期のため

仮設建築物は原則最長2年、1年以内ごとに延長申請が必要。SBCセンターは1回延長申請して2年で撤去としているため。

理由② SBCの理念

SBCには7つの理念があることはご存知でしょうか。

  1. 完成させない、試行錯誤し続ける

  2. 人からもらう不自由、自分でつくる自由

  3. コトもモノも、マクロもミクロも

  4. ゆるやかな関係、多様な関わり

  5. 作り方を学ぶ、壊し方も学ぶ

  6. 地域に溶け込み、世界にネットワークしていく
  7. ひとりで悩むな、みんなで楽しむ

SBCセンター解体には、その中の一つである「完成させない、試行錯誤し続ける」が大きく影響しているのです。

循環型社会にふさわしいキャンパスを創り続けるためにも、新陳代謝を繰り返すいわば、「未完のキャンパス」を目標としているSBCでは、常に新しい学びの場を探り続けていかなくてはならない。だからこそ、SBCセンターという場所で得た学生の声やフィードバック、学びや出会いをその場に留めず、また新たな場所に反映していく必要があります。よって解体することは、新しいキャンパスへの一歩なのではないでしょうか。

ちなみに、「作り方を学ぶ、壊し方も学ぶ」という理念の要素もお忘れなく。6月7日(水)には、SBCセンター解体後をみんなで話し合おうではないか、という会も企画されています。是非、SBCセンターが解体されることを自分のわくわくに変えてみる機会にしてみてはいかがでしょうか。「ひとりで悩むな、みんなで楽しむ」ためにも、 学生全員で楽しんで解体後の構想に挑んでみては?

Author: 日下真緒